情欲を消し去ろう!愛欲の絆を断ち切ろう!
仏教の教えでは、人間における苦しみの原因として、「諸処の欲望」を上げている。
その欲望の中で特に悪い欲望として、お釈迦様は情欲(異性に対する性的欲望)をあげている。
仏教は、お釈迦様の教えを実際に自分自身で実践する事に大きな価値があるとする。
そこで、私は今現在、情欲の制御に取り組んでいる。具体的には、お気に入りリストのセクシー動画サイトの削除や YouTube のおすすめ動画として表示される、セクシー系・水着系チャンネルの非表示設定などである。
お釈迦様は、諸処の欲望を抑える方法として、「よく五感を静めよ」とおっしゃっている。したがって私は、欲情するのを特に掻き立てる、視覚から入ってくる情報・映像を重点的に気をつけたのである。すると、先ほど紹介した対処法によって、確かに欲情する機会が大きく減ったように感じる。当然ながら目で認識しない限り、魅惑的な女性に欲情することはなく、近頃は極めて穏やかに暮らせたのだ。
元々私は、そこまで情欲が強い方ではなかったが、さらに欲望を抑えると、セクシー動画を見る時間がなくなって、随分と時間にゆとりが出てきたのがメリットとして挙げられる。昨日も、部屋の中に唯一あったセクシー漫画一冊とプレイボーイ一冊を処分した。
ところで、「そんなに自分の欲望を抑えて何が楽しいの?」という疑問が飛んできそうだが、この質問に対する答えも、もちろんお釈迦様は用意されている。
それは、異性に対する欲望がなくなるということは、つまり異性への執着や束縛を断ち切った状態を意味する。すなわち、あなたは本当の意味での、自由な存在に近づいたといえるのだ。
ともあれ、私は情欲という欲望に関しては、かなり制御できる状態にはなったが、仏の道はまだまだ険しい。
私にはまだ、食欲、金銭欲、所有欲という束縛や執着が残っており、完全に自由な存在になったとは言えない。 解脱したとは言えない。
正直なところ、情欲を抑えるより食欲を抑える方が私にとっては、数段難しいものだと考えている。まだまだ修行の旅は続く。