仏教の教えによって人生が変わる
私の人生が良い方向に進んでいる。
その主因は、原始仏教との出会いに違いない。
なぜ、原始仏教との出会いが私の人生を好転させたのか。
その要因は、原始仏教の根本的な教えに由来している。それはつまり「諸々の悪をなしてはならない。諸々の善を行いなさい。そして、心を浄くしなさい」 という教えだ。
読者は「何とも当たり前の話だ」と思うかもしれないが、注意しなければならない点がある。それは仏教においての「悪」とは 、法律を破ることだけを指しているのではないという点だ。仏教では「怒ること」や「欲望を貪ること」も悪とみなすということを頭に入れておいてほしい。
それはさておき、 私の人生が良い方向に進むためにいったい何をしたかと言うと、 それは「善行をせよ」「怠けに打ち勝つことを喜びとせよ」というお釈迦様の教えをよりどころとして、 「善行」と「 怠けないこと」を実践したのだ。
すると次第に、私の行動意識は変わり 、私の身だしなみは改善され、それに伴って外出の機会が増え、行動力が増した。さらに 、見返りを求めないで人の手助けをする善行を実践することによって、施しを受けた人からの予期しない返礼が舞い込んでくることも増えたのである。
また私と兄は毎年、 冬期間にご近所さんの車庫や倉庫の屋根の雪下ろしをしているが、先日1時間ほどの除雪作業で5,000円という大金を頂戴する機会があり、私と兄は大いに驚いたものだ。これが「善行の力」だということに!
このようにお釈迦様の「怠けず、つとめ励み、善行をすればいずれ幸運がやってくる」という教えは、まさに真理であると言える。私はこの真理を身をもって体験した。これからも私は、原始仏教の教えを引き続き励行することによって、自分の人生を良い方向に切り開いて行きたいと思う。